世の中、TRPGプレイヤーという時点で既に少数派もいいところだ、というのは棚に上げておくとして。
TRPGプレーヤーの中にはゲーム性を重視するタイプとストーリー性を重視するタイプがいる、と言われています。
が、一番多いのはその両方を重視するタイプではないでしょうかね。
ゲーム性−私はこれをルールを重視する立場と捉えています−とストーリー性−これは話の流れやその場の雰囲気、ノリを重視する立場でしょうか−の両立を目指す立場の方、ということですね。
まず、一点断っておきますが、私の立場は『ゲーム性重視』です。話の流れがどうなっていようが、その場の雰囲気がどうなっていようが、ルールに規定のある事項ならばルールが絶対だ、という考え方です。
故に、私が主導権を持つセッションに於いてはそれを適用します。
しかし、ストーリー性重視の方と一緒に遊びたくない、などとは考えていません。
要は互いがどういう立ち位置にあるのかを把握し、妥協点を見出すことこそが肝要なのだと考えています。
故に、ストーリー性重視の方が主導権を持つセッションであっても、最初から「そういうものなのだ」と割り切りさえできれば何も支障はありません。
システムさえそれを許すのであれば。 問題は、最初にセッション傾向に対する意思の疎通ができていなかった場合、に起きます。
システムはルールで雁字搦めだけれども運用する気はないよ、というのでは…私の立ち位置からして非常に
動き辛いことになります。
ルールを弾力的に運用しますよ、というのでしたら。それは妥協点の範囲に収まるでしょうね。
しかし、ルール?なにそれ。状態は私のような遊び方−ルールを第一に置く−ですと
楽しく遊べないことになります。
TRPGは遊戯の一つです。
遊戯ということは、やっていて楽しくなければ意味がないわけです。
プレイヤーの数だけ違うプレイスタイルがあるのは、ある意味当然の事でしょう。
しかし、皆の欲求を完全に満たせるセッション傾向、というのはまず有り得ませんね…似たようなプレイスタイルの人が集っているのでもない限り。
自分と違う立ち位置の人がいるならば、一歩二歩と互いに歩み寄る、というのは大切な事です。
ですが、同時に難しいことです。人が多ければ多いほどに。
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